海外研修 The Only Good System 2019 ベルリン

2019年4月19-21日にかけてのイースターの4連休期間にベルリンでサウンドシステムをテーマにしたThe Only Good Systemが開催されました。今回新たにスタートしたイベントでしたが、VoidのINCUBUSスタックが登場し、さらにSOUND TUNKのサウンドクラッシュやサウンドシステムのレクチャーもあるということで早速ベルリンを訪れてみました。
サウンドシステムのレクチャーはジェイムス・ブレイクの母校でもある、ロンドンのゴールドスミス・カレッジのジュリアン・エンリケス教授によって行われました。技術論というよりは、ジャマイカで生まれたこのカルチャーを社会的、文化的な側面から紐解くような内容で非常に興味深いものでした。文化的でアカデミックなバランス感が欧州らしいな、と思いました。

それから隣のフロアに設置されたVoidのINCUBUSスタックでTHE BUG他のパーティーが4時まで繰り広げられました。昨年のミュンヘンBLITZ研修でお世話になったLaurin氏のevent corpが機材をセットアップしています。FOHにはイーストオーディオが取り扱いを開始したRC AUDIOのLEVELIZAが! 

翌日は同じ会場でSOUND TUNKのクラッシュが行われました。サウンドクラッシュ自体も重要なサウンドシステムのカルチャーの一つということをしっかり伝えようとしています。勿論、ドイツのモノづくり文化の象徴的意味合いもあるSOUND TUNK達は日本には無い存在で非常に興味深いものでした。これは初日のレクチャーの時も思ったのですが、日本ではクラブパーティーがメインでアカデミックなコンテンツは若干寂しい会場になることが多いのですが、ベルリンでは文化として、エンタテインメントとしてこのようなアカデミックな側面を持つコンテンツが非常に人気がありました。少し羨ましい部分でもあります。

翌日は2フロア共にVoidのシステムがインストールされているTresorに立ち寄り、そのサウンドをチェック。撮影はできませんが、Air Motionがガッチリとフロアをロックさせていました。

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