TSSL海外研修無事完了しました。今回の目的は大きく2つ。まずはVOIDの新ライアンアレイスピーカーArcline8の試聴。これは世界中から70人以上もブリストルに集結する注目度で、久々だったり初めてだったりする世界中のVOIDファミリー達と会うことだけでも楽しみだったりします。初めて韓国のディーラーさんにも会えたし、翌日のarmoniaトレーニングではハンガリーのディーラーと一緒にチーム組んでやったりと。このシステムは5月には上陸するので、皆様是非ご期待ください。HFの鳴り方が今までのラインアレイとは違います。勿論、VOIDですのでドライバーのパワー的には十分余裕がありますし、得意のホーンロードで低音を遠くまで飛ばしてくれます。あとは聴いてみてのお楽しみですが各国ディーラーが軒並み最高評価をしていることだけは伝えておきたいところです。オランダのディーラーとはクラブシーンについても話ができて、日本の問題点を話すと彼はこう答えて、「わかるよ、もうこれしかないんだ。クラブにはまずできる限り最高のサウンドシステムをどう構築するか?それをオーナーが最初に考えて店づくりをしなければならない。そうすることで、客足は伸び、滞在時間が伸び、酒が売れるから店は儲かる。それをエデュケーションしていくことだよ。根気よく」と。きっとオランダもそういう時期を経て今のような巨大なマーケットが生まれたんだと思います。誰かがやらなくてはならないし、諦めてはならないのですね。今回の研修はスケジュールの都合で、ここまでで帰国組と残る組に分かれ、残る組は第二の目的の週末の現場チェック。まずはブリストルでDUBのサウンドシステムをチェック。クリエイティヴサウンドの世界のメッカでもあるUKの著名なサウンドシステムの鳴りを確認。フェスやクラブ、特にDUB系もTSSLは担当することが多いので、彼らのいつもの環境や鳴りをしっかり把握する貴重な機会。クルーとして共通の正解の音を共有する意味はとても大きいです。更に翌日はロンドンに移動して通常営業のクラブをチェック。小田原か柏か?というくらい遠いSankeysをチェックしてから錦糸町くらい?まで戻ってthebridgeをチェック。話題のPrintworksはこの日だけパーティーが無く残念でした。ホテルと近かったのでファブリックに行ったのですが、朝まで並ぶくらいの行列で諦めて終了となりました。
Date : 2017.03.26
今回のOutlookはVOIDのNEWラインアレイシステム、Arcline8のプロトタイプが実践テストで投入されるとのことで非常に期待を込めて参加して参りました。ステージ自体が傾斜地でかなりイレギュラーな環境で、ラインアレイをチェックするにはアレイも4本という中途半端な感じはぬぐえませんでしたが、8インチ4本内蔵のパンチ力は感じることができました。さらに試聴を重ねる必要はありますが期待感は大きい製品になりそうです。またDanley soundlabのシナジーホーンシステムが登場しましたが、これがUK発のEU戦略の一発目ということだったようです。生産はUKで行われているDanleyでした。同じ大きさのインキュバスシステムなどと比べるとまだまだかな、という感はありましたが。VOIDの新しいNexus XLサブも登場しており今年も各ステージサウンドのクオリティは素晴らしいフェスティバルでした。
Date : 2016.12.17
TSSLでは、チームの活動のビジョンやミッションの中に、サウンドシステムを通じてのシーンの発展やアーティストの育成を掲げております。そしてこの度、TSSLでは2016年1〜4月までの期間で、VOID acousticsのデモンストレーション条件(※すべて無料ではありません)での出張希望者を募集致します。
Air Ten V2、Air Motion V2、Tri Motion、Nexus6等にサブを組み合わせるという数十人規模から500人〜クラスまで様々な規模に対応致します。ご興味ある方は、下記までメールにてご連絡ください。スケジュールやイベントの内容、会場の電源や搬入出導線等総合的に判断させていただきこちらからご連絡致します。
件名は「VOIDデモ応募」として下記を Voidアットeastaudio.com までお送りください。
・会場住所
・イベントのタイトル
・イベントのコンセプト、概要、過去実績、有料か無料か?、集客予定人数 など
・主催者の会社名、氏名、住所、WEB、電話番号、メールアドレス
・VOIDを使いたい理由
Date : 2015.12.07
TSSLでは野外音楽イベントでの騒音対策という、近年の高出力サウンドシステム及び、音源のデジタル化により大幅にレンジの広がっているダンスミュージックに起因する問題についても研究実験を行なっています。今年のTAICO CLUB'15では、昨年の渋谷音楽祭「街でタイコクラブ」の際に実施し大きな成果をあげた方法によりベース・カーディオイドを取り入れ、ステージ後方のバックヤード、楽屋エリア、人家への低音の回り込みを大幅に抑えることに成功しました。当方でのphonic社の測定機を使っての簡易的な測定ではありますが、測定結果は図のようなものとなっておりました。我々はこのような側面でのコンサルティングをも含めたサウンドシステムのご提案をさせていたいておりますので、お気軽にお問い合わせください。※ステージ後方の赤屋根が人家
Date : 2015.10.26
2011年以来となるクロアチアのOUTLOOK本祭に行って参りました。音楽的な部分の話は置いておきまして、サウンドシステム面からのリポートを書いてみたいと思います。フェスの詳細はオフィシャルWEBなどで確認ください。圧倒的なロケーションは相変わらずでした。サウンドシステムはメインステージのTHE HABOUR ARENAはMartin MLA(多分RJJONESによる)で、THE CLEARINGはMARTIN AUIDO W8LCにMARTIN AUDIO WLX GS SUB。THE GARDENはVOID Arcline6にArcline XとStasys X、THE FORT ARENA 1は話題となった大抜擢のREGGAE ROAST SOUNDSYSTEM。REGGAE ROASTのシステムはMETA ACOUSTICS製のシステムで、今回はNOISE CONTROL AUDIOのキックベースを追加してエンジニアを招聘したようです。チューニングも念入りにやっていました。THE MOATは毎年恒例のNOISE CONTROL AUDIOのディレイスタックで、4年前に比べてフロントのスタックにSUBが追加されキャンセリングSUBも導入されていました。ARIJAステージはTrue Soldiers Productions???(違うかも)のショートスクープとES18-BPHのシステムでした。THE VOIDはVOIDのARC ARRAYとINCUBUSのハイブリッドスタックにインフィルでAIR ARRAY、DJモニターは噂のプロトタイプが導入されていました。NOAH'S BALL ROOMはVOID Air MotionとStasys 218、MUNGO'S ARENAはPowersoft X8を導入した安定のMUNGO'S HIFI。BOAT PARTYは3隻すべてElectrikalのシステムで、BEACH PARTIESはDUB SMUGGLERSのサウンドシステムでした。
THE VOIDの音の評価はやはり高く、特筆すべきはやはりベースのクオリティの高さでした。音量、音圧、そして音色、ベースの表現力という部分では一歩も二歩も先に進んだシステムだと思いました。また、個人的にはオーソドックスなフルサイズ18'BLHの限界を感じました。少なくともクラブサウンドに関しては21‘時代に完全に入った実感があり、同時に21と15、18と12というベースとキックの相性も確証が持てた気がします。ちなみに、古代遺跡で行なわれた前夜祭のラインアレイはEVでした。相変わらずサウンドマンにとってOUTLOOKは非常に勉強になるし楽しいフェスであることに違いはありませんでしたし、また各ステージのサウンドマンが皆親切で、撮影や質問などフレンドリーに協力いただきました。この場を借りてあらためて御礼申し上げます。
Date : 2015.10.13
Date : 2015.10.06
-Main floor-
Air Motion V2
Stasys X V2
Airten V2 for DJ moni
VENU X for DJ moni
Cyclone55
Bias V3
-Lounge-
Indigo 6pro & SUB
-Vip-
Indigo 6s
-Bar-
Indigo 6pro
VENU BASS
Date : 2015.07.29
Air Motion V2
Stasys Xair
赤のエアモーションが圧倒的な存在感!
東京アンダーグラウンド・レイヴシーンの話題のスポットDimension
Date : 2015.07.29